4日に開催された小田原酒匂川花火大会(小田原市観光協会などの主催)で、観光事業の一助にと、小田原青年会議所(JC)が企画したレーザーの光による演出が注目を集めた。
大会は約1万発が打ち上げられ、酒匂川を横断する全長300メートル、高さ30メートルの「ナイアガラ」や、花火と音楽を同調させた「スターマイン」など豪快な花火ショーが人気を呼んでいる。
同JC地域ブランディング創出委員会(池田大樹委員長)は、さらに大会を盛り上げようと、花火の煙に色とりどりのレーザーの光を照射する新たな企画を実施。ほかにも、当日会場で会員制交流サイト(SNS)へ投稿を促すメッセージ入りのうちわや紙扇子を3300枚配り、来場者に小田原の魅力を発信してもらった。
池田委員長は「右岸の有料観覧席が中心になってしまうなど課題も見つかったが、煙にレーザーを当てただけで違った演出ができた」と話し、交流人口を増やす観光資源として来年以降も継続できることを期待した。