ヒルが6回途中2失点の力投 ドジャース地区首位浮上

【ドジャース4-2アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ドジャースは先発のリッチ・ヒルが6回途中2失点の力投を見せ、好調・アスレチックスに4対2で勝利。地区首位のダイヤモンドバックスが敗れたため、ナ・リーグ西部地区の首位に再浮上した。初回にエンリケ・ヘルナンデスの内野ゴロの間に先制したドジャースは、2回表にオースティン・バーンズのスクイズ、3回表にコディ・ベリンジャーのタイムリーでそれぞれ1点を追加。ヒルが6回裏にクリス・デービスに32号2ランを浴びて1点差に迫られたものの、直後の7回表にマット・ケンプのタイムリーで突き放した。力投したヒルは今季5勝目(4敗)をマーク。アスレチックスは先発のショーン・マネイアが3回途中3失点で今季8敗目(10勝)を喫した。

「もっと良いピッチングができたんじゃないかな」とやや不満げに試合を振り返ったヒルだが、6回途中2失点の力投はチームを勝利に導くには十分だった。ヒルは故障者リストから復帰した日本時間6月20日以降、4勝2敗、防御率2.45という安定した成績をマーク。長いイニングを投げるタイプの投手ではなく、ブルペンの助けを必要とするケースが多いものの、先発ローテーションの一角としての役割をしっかり果たしている。なお、ドジャースがアスレチックスの本拠地オークランド・コロシアムで勝利したのは2001年7月14日(現地時間)以来、実に17年ぶり。ヒルの力投により同球場での8連敗がようやくストップした。

© MLB Advanced Media, LP.