視覚障がい者柔道100キロ超級・正木健人選手が練習している天理大学の柔道場に足を運ぶと、そこには名だたる柔道家がズラリ。リオ五輪で金メダルを獲得した大野将平選手、さらに日本代表・井上康生監督の姿も!健常のトップアスリートと切磋琢磨しながら練習に取り組み、己を鍛えている。
体重155キロの体格は何をするにも豪快。自宅では丼の卵かけご飯をかきこみ、ウーロン茶は500mlのビールジョッキで一気に飲み干す。
「飲みに行った時は、飲む量も食べる量もヤバいですよ(笑)」
大柄な体はマスコットキャラクターのように感じられるらしく、子供にも大人にも「可愛い!」と言われる、本人は少し複雑だそうだが、誰からも愛されるキャラクターは、きっと2020年東京で輝きを放つに違いない。
正木健人(まさき・けんと)
1987年8月9日生まれ 31歳 兵庫県出身 エイベックス所属
小学校卒業時には身長は180cmを超え、友人の勧めで中学から柔道を始める。もともと弱視だったが、視力は0.08程度で生活にそれほど支障がないと感じたため、健常者と共に練習。大学では柔道の名門・天理大学に入学したが、大学4年の時には視力が0.03まで下がり、視覚障がい者柔道に転向した。パラリンピックでは2012年ロンドンで金メダル、2016年リオで銅メダルを獲得した。
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