日本の剣術に汗 外国人向けに横須賀で講座

 銃剣道と短剣道に打ち込む外国人を対象にしたセミナーが9日まで、横須賀市内で開かれている。英国やカナダ、ウクライナなど12の国と地域から22人が参加、稽古に汗を流している。

 世界各国に指導者を育てようと、全日本銃剣道連盟が初めて開催。4日からの6日間、同連盟の範士らが通訳を交えつつ、基本から応用まで技などを伝授している。

 三春コミュニティセンター(同市三春町)では7日、長さ53センチの竹刀で、相手の胴やのどを突く短剣道のセミナーが開かれた。参加者が模擬試合を行い、その技の出来栄えや間合いについて範士が助言した。

 昨年から銃剣道と短剣道を始めたというチュア・コック・ヤオさん(47)はマレーシアから参加。「国に指導者がいないので、帰国後は指導をビデオで見返し、勉強したい」と話した。

短剣道の稽古に励む外国人参加者ら =横須賀市三春町

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