初の春夏連続甲子園出場を果たした創成館のアルプススタンドには同校生徒をはじめ、保護者やOBら総勢千人を超える大応援団が各地から集結。「まだまだ」「ここからだ」と一丸となって、声をからし続けた。
生徒たちは8日午後10時にバスで諫早市を出発し、半日かけて到着。「力になりたくて」と旗手を志願した2年の鎌田盛護さんは、移動の疲れを見せず「WINGS」と記された校旗を力強く浜風になびかせた。
応援の中心である吹奏楽部が全国高校総合文化祭(長野県)出場のため不在となったが、依頼を受けた尼崎双星高(兵庫県)吹奏楽部が“友情演奏”。思いのこもった手紙付きの楽譜が長崎から届いた5日前から急ピッチで練習し、息の合った音色で同じ「そうせい」の球児を後押しした。
試合は敗れたが、スタンドからは選手たちに「ありがとう」の声と惜しみない拍手が送られた。奥田修史校長は「悔しいが、たくさんの人と一緒に応援できたうれしさもあった。これからも全力で支えたい」と語り、球場を後にした。
「ここからだ」 スタンド一丸 1000人の大声援
- Published
- 2018/08/10 16:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 18:11 (JST)
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