10日午後8時30分現在、関東甲信地方を中心に、東海から東北南部で激しい雷雨となっているところがある。気象庁は、これまでに、栃木県、群馬県、長野県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
<8月10日>
栃木県
宇都宮市付近 約120ミリ(午後6時00分)
高根沢町付近 約120ミリ(午後6時20分)
那須烏山市付近 約120ミリ(午後6時30分)
さくら市付近 約110ミリ(午後6時30分)
宇都宮市付近 約110ミリ(午後7時50分)
群馬県
みどり市東町付近 約100ミリ(午後6時50分)
長野県
茅野市付近 約100ミリ(午後8時20分)
大気不安定 土砂災害や河川の増水・氾濫、低地の浸水に警戒を
本州付近は湿った空気や日中の気温上昇の影響で大気の状態が不安定となっており、東日本や東北南部では、山沿いを中心にあちこちで激しい雷雨となっている。
このあと夜にかけても、関東甲信を中心に猛烈な雨が降るおそれがあるため、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。