ジャカルタ・アジア大会 長崎県勢12人代表入り

 第18回アジア大会は18日、インドネシアのジャカルタで開幕する(サッカーは10日、ハンドボールは13日、バスケットボールは14日から先行開催)。40競技463種目に、45の国・地域が参加。日本選手団は762人で編成しており、長崎県勢12人が代表入りした。2020年東京五輪前に日本が臨む最後の国際総合競技大会。アジア王者を狙う県勢を紹介する。

 陸上勢は男子マラソンの井上大仁(MHPS)、女子マラソンの野上恵子(十八銀行)、女子七種競技の山崎有紀(スズキ)の3人が代表入り。いずれも初出場ながら、頂点を狙える位置につけている。九州共立大時代から力をつけてきた山崎は、ランキング1位で自身初の国際大会に臨む。

 カヌー男子の水本圭治(チョープロ)は3大会連続出場。10年広州大会はカヤックペア200メートルで金メダル、14年仁川大会はカヤックペア1000メートルで4位に入っており、昨年も日本選手権や愛媛国体優勝など実績を重ねてきた。今大会もメダルに絡む活躍が期待できる。

 ソフトボール女子の藤田倭(太陽誘電)も金メダルを獲得した前回大会に続く代表入り。昨季の日本リーグで最多勝利投手賞を分け合った上野由岐子(ビックカメラ高崎)とともに、日本を5連覇に導きたい。ライフル射撃の松本崇志(自衛隊体育学校)も2度目の出場。今大会でしっかり結果を出して、2年後の大舞台へつなげたい。

 今回は大学生2人も初挑戦。ボウリング女子の今井双葉(熊本学園大)は昨年、世界選手権シングルスで日本人初の栄冠を手にした注目株だ。県勢最年少の20歳、バスケットボール女子の永田萌絵(東京医療保健大)は代表定着への足掛かりにしたい。

 バレーボール女子の小幡真子(JT)は昨季、プレミアリーグでベストリベロ賞を獲得した日本の守備の要。男子の大宅真樹(サントリー)は実業団1年目で代表入りを果たした。ハンドボール男子の浜口直大(トヨタ自動車東日本)はリオデジャネイロ五輪アジア予選に続いてのメンバー入り。佐世保市出身の上田哲也(大阪ガスケミカル)は新競技のトランプゲーム「ブリッジ」の代表に選出された。

2018年ジャカルタ・アジア大会長崎県関係選手

© 株式会社長崎新聞社