バルセロナ(1992年)とアトランタ(96年)の両五輪にバドミントン日本代表として出場した町田文彦さん(49)が11日、神奈川県小田原市内のイベントで講師を務め、参加者を直接、指導した。
幅広い世代が交流する「小田原バドミントンフェスティバル2018」と銘打ったイベントは、小田原バドミントン協会が主催し、小学生から一般まで約100人が参加した。
町田さんは習得すべき打ち方やそのこつを解説。バックハンドの重要性を「小学生でも使わないと、これからの時代、後れを取ってしまう」と指摘し、ドロップは「打ったら前へ。相手に分からないよう、スマッシュと同じようにラケットを振る」と指導した。また、ハイバックショットの練習方法として「思い切って相手に背中を向けるといい」とアドバイスした。
直接、指導を受けた国府津中の1年生(12)は「間近で見ると、スマッシュの威力がすごくて驚いた。自分も世界大会を目指したい」と刺激を受けた様子だった。
町田さんは「特にジュニア選手はここから頑張れば、可能性は無限。指導が何かのきっかけになれば」と期待していた。