『Planet Football』は、「子供の頃の夢について異様な主張をした7名の選手」という記事を掲載した。
選手に移籍はつきもの。その記者会見で何を語るのか、SNSで何を投稿するのか、注目が常に集まるもの。
そこでなんとなく変な感じになってしまった選手たちとは。
リシャルリソン
今夏のマーケットでワトフォードからエヴァートンへと移籍したリシャルリソン。5000万ポンド(およそ72.79億円)という巨額の取引だった。
「イングランドで最も大きなクラブの一つで、僕は夢を実現させたい。
より多くのゴールを決めて、より多くのアシストを提供して、どんな形でも仲間を助けたい。世界の誰もがエヴァートンを知っている。
ここは非常に大きなクラブで、イングランド最大のクラブの一つだ。本当に幸せだし、誇りに思うよ。
僕が若い頃エヴァートンをよく見ていた。いつも追っていたよ」
エヴァートンのファンの多くから「ウソつけ」という反応があった。そう、彼が若い頃はデイヴィッド・モイーズのチームだったからだ。
ロビー・キーン
アイルランドの名FWロビー・キーンは、2008年にリヴァプールへ加入したときこう話した。
「ファンとして、リヴァプールに加入することは人生の夢だったし、そのチャンスを見過ごすことはできなかった」
そして、トッテナムに戻った後セルティックへローン移籍し、その時彼はこう語っていた。
「このクラブは巨大だ。私はセルティックのファンだし、多くのことを尋ねる必要もなかった。いつもセルティックでプレーしたいと思っていた」
2011年にLAギャラクシーに入団した時、このように語っている。
「私はいつもアメリカに来てMLSでプレーしたいと思っていた。これは完璧な関係だし、夢の実現だ」
そして2000年に遡れば、インテルに入団した時は以下のように話していた。
「すべてのことが早く起こった。夢の実現であるように見えるよ」
「夢の実現」はロビー・キーンにとってのパワーワードであるようだ。
アレクサンダル・ミトロヴィッチ
2018年2月、ニューカッスルからフラムにローン移籍したミトロヴィッチは以下のように話した。
「セルビアのサッカー界では、ニューカッスルはビッグネームだ。僕が加入したのは、若いころに応援していたからなんだ。
なぜかは分からないが、白と黒のチームカラーがパルチザン・ベオグラードと同じだった」
そういえば今季完全移籍したフラムも同じく白黒だ。狙ってる?
ヘンリフ・ムヒタリャン
2013年、シャフタール・ドネツクからドイツへ移籍した彼は、「ボルシア・ドルトムントに加入できたのは夢の実現だ」と語った。
そしてドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへと加入した際、以下のようにツイートした。
「この移籍は、僕にとっては夢の実現なんだ」
そしてアレクシス・サンチェスとの交換でアーセナルへと移籍した時、彼は昔からグーナーだったと話した。
「いつも夢見ていたのは、アーセナルでプレーすることだった!」
アレクシス・サンチェス
「全ての子供がバルセロナを見て育ち、そこでプレーすることを夢見ている。
僕も同じだった。バルセロナは常に夢見ていたチームであり、子供の頃からサポートしてきたんだ」
バルセロナに加入したときのアレクシス・サンチェスは、このように夢を語っていた。そして…。
「小さな頃からいつも、僕はアーセナルでプレーしたいと思っていたんだ」
「小さな頃から常に、僕は言っていた。マンチェスター・ユナイテッドでプレーするのが夢だとね」
カルロス・カルヴァリャウ
2017年12月にスウォンジー・シティの監督となったポルトガル人指揮官カルロス・カルヴァリャウは、以下のように話した。
「私は昔、ブラガでUEFAの大会を戦っていた。その時のスウォンジー・シティのプレーを覚えている。なぜなら、それは普通ではなかったからだ。ブラガがUEFAの大会を戦っているわけだから。
ジョン・トシャックが監督だった。スウォンジーは私の心に長い間残っていた。
私がブラガのユースチームに所属する少年だった。しかし、自分に言い聞かせていたよ。 いつかスウォンジーに行くのは運命だと。私はとても幸せだよ」
彼はいつもジョークばかり言っているので、これも冗談なのかもしれない。
メシャック・マパングレ
2018年の夏にオーランド・パイレーツに加入した南アフリカ人FWメシャック・マパングレは、逆にすごい男だった。
「国内の3大クラブでプレーするのは僕の夢だったんだ!
僕はカイザー・チーフスをいつも応援して育ってきたし、カイザー・チーフスのためにプレーしたいといつも思っていたよ」
加入直後に国内最大のライバルクラブでプレーしたかったという夢を語った強メンタルの男は、開幕戦でベンチから外れている。