猛暑日が続く中、沖縄出身者が多く暮らす横浜市内で、健康食として知られる沖縄県産食材に関心が寄せられている。
中区の横浜文化体育館の向かいにある沖縄物産店「ハイサイおきなわ」にはお年寄りや親子連れ、沖縄好きの若者たちが頻繁に訪れる。売れ筋は「完熟シークヮーサー100%ストレート」(720ミリグラム、税抜き1200円)。沖縄特産のかんきつ類のジュースで、完熟後にしぼったことで酸味を抑えた口当たりが特徴。店長の小杉譲さん(42)は「炭酸水やスポーツドリンクで薄めたり、泡盛で割ったりして幅広い世代に親しまれている」と話す。
沖縄・宮古島の雪塩を使い、ミネラル分を含んだ「雪塩黒糖」(120グラム、同350円)がゴルフやハイキングのお供にされるという。若者に評判の「ブルーシール」アイスクリームや、パッションフルーツ、ゴーヤーなども扱う。
小杉さんは「沖縄には暑さをしのぐ知恵と夏の疲れを癒やす食材が豊富にある」と、人気の背景を説明している。