今夏の移籍市場でMLSのD.C.ユナイテッドへ移籍した元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、観客の度肝を抜くプレイを披露し、大きな話題を呼んでいる。
12日にホームで行われたオーランド・シティ戦で、D.C.ユナイテッドのスターティングメンバーに名を連ねたルーニー。2-2の同点で迎えた後半アディショナルタイムに、チームの救世主となるだけでなく、劇的勝利の立役者となった。
6分間のアディショナルタイムのうち、5分が経過したところで、左CKを得たD.C.ユナイテッド。GKも前線へ上げ、勝利へ向けて全ての力を注ぎ込んだが、ゴールを決めきることができない。それどころか、このカウンターから逆転ゴールを奪われそうになった。しかし、CKの際にペナルティエリア手前に陣取っていたルーニーが全速力で守備に戻り、自陣に入ったあたりでボールを持つ選手にスライディングタックル。鋭いカウンターを阻止し、ひとりで無人のゴールを守ったのだ。
しかし、ルーニーは好プレイはこれだけで終わらなかった。すぐさま立ち上がると、奪ったボールを持って右サイドをドリブルで駆け上がり、ハーフラインを越えたあたりからゴール前へ絶妙なロングボールを送る。これをルチアーノ・アコスタが頭で合わせ、D.C.ユナイテッドが3-2の劇的勝利を収めている。
この試合をTwitterで実況していたクラブの公式アカウントは、ルーニーのカウンター阻止シーンを「全てはここから始まった」と、そして得点のシーンを「あり得ない」と紹介。さらに、劇的勝利に興奮が収まらない同アカウントは「ルーニーのビーストモードが発動。アコスタが試合を決めた」と綴っている。
参照元:Twitter