平塚海岸にもイルカの死骸漂着 オスの成体

平塚海岸に打ち上げられたスジイルカ(読者提供)

 13日午前6時50分ごろ、神奈川県平塚市龍城ケ丘の平塚海岸で、ジョギング中の男性がイルカの死骸が打ち上げられているのを発見し、平塚署に連絡した。湘南地域ではイルカが打ち上げられるケースが相次いでいる。

 イルカの死骸は学術研究のため県立生命の星・地球博物館(小田原市)に引き取られた。同館によると、イルカはスジイルカのオスの成体とみられ、体長2.3メートル、体重約130キロ。今後は骨格標本にすることなどを検討するという。

 9日には藤沢市内でスジイルカが打ち上げられて保護され、11日にも鎌倉市内で死骸が発見された。スジイルカは日本近海に多く生息しており、同館担当者は「6月ごろ、打ち上げられることは珍しくない」と説明している。

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