関東甲信 天気急変のおそれ 西日本中心に猛暑続く

関東甲信は、きのう13日に激しい雷雨となった所があったが、きょう14日午後も天気が急変するおそれがある。急な激しい雨や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。

 東日本を中心に、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいる。さらに、日中に気温が上がることにより、午後は関東甲信を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込み。関東甲信は14日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。空が暗くなる、急に風向きが変わるなど、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう心掛けたい。ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

西日本中心に猛暑日 熱中症に警戒

 14日は西日本を中心に厳しい暑さが続き、関東など東日本でも35℃を超える所がある見込み。連続する猛暑により疲労が溜まり、熱中症の危険が高くなることも考えられるため、充分な暑さ対策が必要だ。

 【14日の予想最高気温】
 38℃ 日田(大分)、久留米(福岡)、佐賀、熊本など
 37℃ 福井、京都、奈良、広島、松山、福岡、長崎など
 36℃ 名古屋、大阪、松江、高松など

 なお、西日本や東京湾周辺は、日没後から15日(水)朝にかけても気温が下がりにくいので、夜間でも熱中症に警戒・注意が必要となる。

 【15日朝の予想最低気温】
 29℃ 広島、福岡、鹿児島など
 28℃ 千葉、大阪、高松、山口、佐賀、熊本など
 27℃ 東京、名古屋、京都、岡山、長崎など

(気象予報士・高橋和也)

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