ケラーが7回1失点の好投で5勝目 ロイヤルズ接戦制す

【ブルージェイズ1-3ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

ブルージェイズがメジャー初登板初先発のショーン・リードフォーリー、ロイヤルズが今季4勝をマークしているブラッド・ケラーという新人右腕同士の投げ合いとなった一戦は、すでにメジャーで30試合以上の登板経験を積んだケラーが7回1失点の好投を見せてリードフォーリーに投げ勝った。ケラーは1回表にデボン・トラビスに9号ソロを浴びたものの、失点はこれだけ。ロイヤルズは2回裏にこれまた新人のライアン・オハーンの2号2ランで逆転に成功し、4回裏にはオハーンが押し出し四球を選んで貴重な追加点を得た。「9番・捕手」でメジャーデビューを果たし、リードフォーリーとバッテリーを組んだダニー・ジャンセンは2安打を放ったほか、メジャー初の盗塁刺も記録。両軍の新人選手の奮闘が光った一戦だった。

7回1失点の好投で今季5勝目(5敗)をマークしたケラーは「序盤は打者に気持ちで負けていたように思う。だから、打者を攻めていくピッチングを心掛けた」と自身の登板を振り返った。「良い球だったと思う」という1球をトラビスに捉えられたことで少し自信が揺らいだケラーだったが、その後はピッチングを立て直し、ブルージェイズ打線を7回までわずか4安打に封じる好投。ネッド・ヨスト監督は「素晴らしい仕事をしてくれた。回を追うごとに良くなっていったね」と新人右腕の好投を称えた。一方のリードフォーリーは「緊張したよ」とデビュー登板を振り返ったが、ジョン・ギボンズ監督は「良いピッチングだったと思う。投手有利のカウントを作るケースも多かったしね」と及第点を与えていた。

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