ドジャース守護神不在のなかジャイアンツが逆転勝利

【ジャイアンツ5-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ジャイアンツがマディソン・バムガーナー、ドジャースがクレイトン・カーショウというメジャーを代表する左腕同士の投げ合いとなった一戦は、バムガーナーが6回2失点、カーショウが8回1失点と好投し、戦前の予想通りにロースコアの接戦となった。絶対的守護神のケンリー・ジャンセンが戦線離脱中のドジャースは、1点リードの9回表にスコット・アレクサンダーをマウンドへ送り込んだものの、二死満塁からニック・ハンドリーに逆転タイムリーを浴び、セーブ失敗。ジャイアンツはさらにゴーキーズ・ヘルナンデスのタイムリーなどでこの回一挙4点を奪い、5対2で逆転勝利を収めた。

ジャイアンツは逆転勝利で今季のドジャースとの対戦成績を8勝6敗とし、勝率5割に復帰(60勝60敗)。この日敗れた地区首位・ダイヤモンドバックスとのゲーム差を5に縮め、地区優勝争いになんとか踏みとどまっている。「僕たちが行きたい場所(=ポストシーズン)へ行くためには、今日のような試合に勝っていかなくてはならないんだ」と力強く語ったのは6回2失点の好投を見せたバムガーナー。カーショウより先にマウンドを降りる形になってしまったものの、先発投手としての役割をしっかり果たしたことがチームの勝利に繋がったと言えるだろう。逆転打を放ったハンドリーは「1点差で満塁という押し出しでも同点の場面だったから、積極的にストライクを取りに来ると思っていたんだ」と捕手らしい配球の読みが見事に的中。2番手捕手としてチームを支える34歳のベテランが代打で大きな仕事をやってのけた。

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