市バス運転手、資金流用し解雇 交通局、2件懲戒処分

 横浜市交通局は19日、返金用資金を私的流用した市営バス保土ケ谷営業所の嘱託の男性運転手(48)を懲戒解雇、遺失物のスマートフォンを故意に持ち帰った市営地下鉄新横浜駅の男性駅員(48)を停職10カ月の処分とした。

 同局人事課によると、バスの運転手は4〜8月の間、客への返金用資金だった計3760円を私的流用した。運転手は資金の使用を営業所に虚偽報告しており、不審に思った所員が車内のドライブレコーダーの映像を確認して発覚した。運転手は「飲み物やたばこ代に使った」と話している。

 地下鉄の駅員は6月1日、清掃員が女子トイレで拾ったスマホを事務室に届けず自宅に持ち帰った。駅員は「音楽を数曲ダウンロードしたり、自分のメールを受信したりした」と話しているという。駅員は業務上横領容疑で8月に書類送検されたが、不起訴処分となっている。

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