デービスが勝ち越し弾 オリオールズがメッツに先勝

【メッツ3-6オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

メッツとオリオールズによる2連戦の初戦は、6回裏にオリオールズがアダム・ジョーンズの13号ソロで追い付き、2対2の同点で終盤に突入。オリオールズは7回裏にクリス・デービスの15号ソロとレナト・ヌニェスのタイムリーで勝ち越しに成功し、8回裏にはティム・ベッカムの8号2ランでリードを4点に広げ、最終的には6対3で勝利を収めた。オリオールズ先発のアンドリュー・キャッシュナーは7回2失点の好投で今季4勝目(10敗)をマーク。一方のメッツはリリーフ陣が踏ん張り切れなかった。

本塁打王2度の実績を誇る大砲の一発がチームを勝利に導いた。2013年に53本塁打、2015年に47本塁打を放って本塁打王のタイトルを手にした(2013年は138打点で打点王も)デービスだが、2016年以降は右肩下がりで成績が悪化し、今季は打率が1割台中盤、OPSが5割台中盤という惨状。7年1億6100万ドルという大型契約が2022年まで残っているものの、すでに「不良債権」と化してしまっている。それでもやはり球界屈指の長打力は大きな魅力であり、この試合のようにひと振りで試合の流れを変える力を持っているのもデービスの魅力。相変わらず打率は低空飛行を続けているが、かつての本塁打王が以前の輝きを取り戻すことができるか注目したい。

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