ジャイアンツが接戦を制す ドジャース・前田は8敗目

【ジャイアンツ2-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ジャイアンツは2回表にアレン・ハンソンのタイムリーで先制し、先発のアンドリュー・スアレスが6回2安打無失点の快投を披露。8回裏に3番手のサム・ダイソンがマニー・マチャドに同点タイムリーを浴び、スアレスの勝ちは消えてしまったものの、9回表に再びハンソンがタイムリーを放ち、2対1で接戦をモノにした。9回表に5番手としてマウンドに上がったドジャースの前田健太はリリーフに配置転換後初めての登板となったものの、3本のヒットを浴びて決勝点を献上。1回12球を投げて被安打3、奪三振1、無四球、失点1という投球内容で今季8敗目(7勝)を喫した。

「打」のヒーローはもちろん2本のタイムリーでチームの全得点を叩き出したハンソンだが、6回無失点の快投を見せたスアレスの頑張りも忘れてはならないだろう。直近5先発では7本塁打を浴び、1勝3敗、防御率7.43と不甲斐ないピッチングが続いていたスアレスだが、この日は初回の二死満塁のピンチを切り抜けると、2回からの5イニングは走者を2人しか出さない安定感抜群のピッチング。残念ながら3番手のダイソンが同点打を浴び、勝利投手になることはできなかったものの、チームの勝利に大きく貢献したことに疑いの余地はない。ジャイアンツはこれで今季成績を61勝60敗とし、再び貯金生活に突入。地区4位ながら首位ダイヤモンドバックスとの5ゲーム差をキープしている。

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