アストロズが今季最多5本塁打の猛攻でロッキーズを圧倒

【ロッキーズ1-12アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

アストロズが今季最多となる5本塁打を放つ猛攻でロッキーズ投手陣を粉砕し、先発のゲリット・コールも6回12奪三振1失点の快投を披露。投打にロッキーズを圧倒したアストロズが12対1で大勝し、2連戦の被スイープを回避するとともに、2位アスレチックスとのゲーム差を2に広げた。アストロズは2回裏にユリ・グリエルが7号2ラン、3回裏にエバン・ギャティスが22号ソロ、5回裏にタイラー・ホワイトが6号2ラン、ギャティスが23号ソロ、7回裏にホワイトが7号2ランを放ち、今季最多の1試合5本塁打。3者連続三振の立ち上がりとなったコールは奪三振ショーを展開し、今季11勝目(5敗)をマークした。

5本塁打を含む9本の長打が飛び出した試合について、アストロズのA.J.ヒンチ監督は「我々にはこういう試合が必要だったんだ」と振り返った。ホゼ・アルトゥーベやジョージ・スプリンガーといった主力級に故障が相次ぎ、本拠地でのマリナーズ4連戦で被スイープを喫するなど、ここ最近は元気がなかったアストロズ。2位アスレチックスとのゲーム差はあっという間に1まで縮まった。そうした状況のなか、先ほどの指揮官の言葉には「チームを勢いづけるような勝利がほしい」という気持ちが込められていたのだろう。そして、投打でロッキーズを圧倒したこの一戦は、チームに活気をもたらすには十分だったに違いない。背後からはアスレチックス、そしてマリナーズが迫っているものの、アストロズは自分たちの野球を続け、地区優勝に向けて着実に歩みを進めていく。

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