新鋭ベイダーが攻守に活躍 カージナルス破竹の8連勝

【ナショナルズ2-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

一部の評論家の間で「メジャー最高の外野守備」と評価する声も出始めているカージナルスの新人外野手、ハリソン・ベイダーが攻守にわたる活躍でチームの勝利に貢献。4対2でナショナルズに勝利したカージナルスは連勝を8に伸ばした。カージナルスは2回裏にマーセル・オズーナの14号ソロで先制し、5回裏には二塁打で出塁したあと送りバントで三塁へ進んだベイダーが暴投の間に生還して2点目。ヤディアー・モリーナにもタイムリーが飛び出してリードを3点に広げた。続く6回裏にはベイダーがタイムリーを放って4点目。ベイダーは打席で3安打1打点の活躍を見せただけでなく、4回表にはブライス・ハーパーの打球をダイビングキャッチする好守も披露し、勝利の立役者となった。

ナ・リーグの本塁打ランキングでトップに立つマット・カーペンターはベイダーを「とてもエネルギーのある選手だ」と評した。「彼は攻撃を盛り上げることもできるし、守備を盛り上げることもできる。自身の好守で投手陣を盛り立てることもできるんだ」とカーペンター。この言葉を聞く限り、今季最長の8連勝、そして直近4シーズンで最長となる6カード連続の勝ち越しは、ベイダーの躍動が生んだと言っても過言ではないのかもしれない。3年ぶりに貯金を11に増やしたカージナルスは、地区首位まで4ゲーム差、ワイルドカード圏内まで1ゲーム差という位置につけている。ベイダーがチームにエネルギーをもたらし続ければ、逆転でのポストシーズン進出も不可能ではないはずだ。

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