那覇市在住の伊良部努さんと亜努夢さん親子は、堤防などで釣りを楽しむ仲良し親子。夏休みを利用して沖釣り体験をしてみようと6日、アクア釣具の半日沖釣りツアーに申し込んだ。
午後0時半に三重城の港から8人乗り合いで出船。30分ほどでチービシ沖に到着。上間船長から一通り釣り方のレクチャーを受けてから釣り開始。
サビキ仕掛けを海底まで下ろし、竿(さお)を大きく振ってコマセカゴに入れたアミエビを振り出すと、それを食べに集まったグルクンが、サビキ仕掛けの針に巻いたスキンをアミエビと間違えて食い付いてくる。コツコツと小気味が良い魚の引きを味わいながら、リールを巻き上げるとメインターゲットのグルクンが釣れた。
しばらくはコンスタントにグルクンが釣れていたが、潮の流れが速くなってきたのでポイント移動。次のポイントでは、グルクンに交じってヒレーカーやヒラニザなど引きの強い魚も釣れた。防波堤では小さい魚を釣るのも苦労するのに沖釣りだとこんなに簡単に釣れるのかと、びっくりしながら釣りを楽しんでいると、あっと言う間に午後5時の納竿(のうかん)時間となり、夏の楽しい思い出となった。
仕掛け、餌、レンタルタックルまでセットになった半日沖釣りツアーは、ベテランも楽しめるが、沖釣り初挑戦の方には特にお薦めの釣りだ。
アクア釣具(電話)098(866)7811。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)