これまでチェルシーやパリ・サンジェルマン、バイエルンなどビッグクラブを指揮してきたカルロ・アンチェロッティにとって、今季から指揮を執るナポリは全く異なるチャレンジだ。リーグを支配していたPSG、バイエルンと違い、現在のセリエAを支配しているのはユヴェントス。ナポリはそれを追いかける立場にある。
伊『Calciomercato』によると、アンチェロッティはナポリを選んだ理由について新しいチャレンジを求めていたことを挙げている。
「チームのシステムは変えないだろうが、よりバランスを求めたいね。ここ最近のテストマッチでは見られなかったからね。私がナポリを選んだのは異なる経験を欲していたからだ。パリとロンドンは落ち着いた街だったが、ここは違う。クラブには情熱と熱狂がある。ナポリに改革は必要ない。主力を残すことができたし、市場には満足している」
マウリツィオ・サッリのチームではあと一歩届かなかったスクデットに挑むことになるが、名将アンチェロッティはその一歩をチームに植えつけられるのか。名将との肩書きが試されるシーズンとなりそうだ。