広島にマジック30が再点灯、菅野は今季4度目完封10勝目…セ18日はこうなった

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

前日自力優勝復活のヤクルトは阪神に惜敗

 プロ野球のセ・リーグは18日、各地で3試合が行われた。

 巨人は打線が爆発した。3回にマギーの17号2ラン、阿部の7号2ランに加え、長野が11号ソロ弾を放つなど、一気に6点を奪う猛攻で中日先発の山井をKOした。6回には岡本が23号2ラン、8回には陽が9号ソロで追加点をあげ、大量10点を奪った。投げては、先発の菅野が今季4度目の完封で10勝目を飾った。

 阪神は先発の小野が初回にバレンティンのタイムリーで1点を失うが、3回に北条のタイムリーで同点に追いつくと、4回には1死二、三塁から小野の一ゴロの間に伊藤隼が生還し、1点を勝ち越す。6回に鳥谷が今季1号ソロを放つと梅野も6号ソロで2点を追加。その裏に畠山の2点タイムリーで1点差に詰め寄られ、9回にもドリスが2死満塁としたが、最後は雄平を三邪飛に打ち取り、接戦を制した。ヤクルトは前日に自力優勝が復活したが、1日で消滅した。

 前日に優勝マジックが消滅した広島は、先発の大瀬良が好投を披露。2回に1死三塁からソトの遊ゴロで1点を先制されたが、7回を6安打6奪三振2四球で1失点(自責1)。打線は4回に菊池から始まる4連打で2点を挙げて逆転に成功する。8回にはDeNA三嶋の暴投、1死三塁から西川のタイムリーで2点を追加。8回裏に2死満塁のピンチを招くが、フランスアが宮崎を中飛に仕留めると、9回は中崎が抑えて27セーブ目を飾った。この結果、ヤクルトが阪神に敗れたため、広島の優勝マジック30が再点灯した。

【17日終了時点】
1広島 60勝41敗2分
2ヤクルト 50勝51敗1分 10.0
3巨人 52勝56敗2分 1.5
4阪神 47勝51敗1分 0.0
5DeNA 46勝56敗2分 3.0
6中日 48勝59敗1分 0.5

【18日終了時点】
→1広島 61勝41敗2分 M30
→2ヤクルト 50勝52敗1分 11.0
→3巨人 53勝56敗2分 0.5
→4阪神 48勝51敗1分 0.0
→5DeNA 46勝57敗2分 4.0
→6中日 48勝60敗1分 0.5(Full-Count編集部)

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