現在2位の川崎フロンターレは19日、明治安田生命J1リーグの第23節で首位のサンフレッチェ広島と対戦。56分に先制点を許したものの、キャプテンでエースのFW小林悠が2点を奪い返し、2-1の逆転勝利を収めた。この結果、首位攻防戦を制した川崎が、広島との勝ち点差を「6」まで縮めている(1試合未消化)。
この一戦でチームを勝利へ導いた小林が試合後、インタビューに応じると「先制されて苦しい展開だったが、この試合の重要性はみんなわかっていた」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。
そして「最後までみんながゴールを目指して戦えたし、リードされてからはみんなで体を張って守れた。戦い方としてはすごくよかった。攻めづらかったが相手もチャンスがなかったし、チャンスは少ない展開になるかなとは思っていた。でも、ブレずに戦うことができた」と試合を振り返っている。
また、チームのバンディエラ(象徴的な選手のこと)であるMF中村憲剛は、自身のブログで「3連戦目ということもあり難しい試合でしたが、最後まで自分たちを信じて勝つことができました」と報告。その上で、笑顔でポーズを取る小林の写真とともに「頼りになるアンパンマ……もといキャプテン。ナイスゴールでした」と賛辞を送った。
今季リーグ2連覇を狙う川崎だが、この勢いで勝ち点を積み上げ、広島から首位を奪取することができるのか。今後の戦いにも注目が集まる。