被爆地の長崎、広島両市の子どもたちが19日、長崎市の長崎原爆資料館や平和公園などを巡り、長崎原爆の実相に触れ、平和の尊さを考えた。
長崎市と市子ども会育成連合会が主催する「広島・長崎子ども会親善交歓会」の一環。被爆地の子どもたちに平和の大切さを学んでもらおうと毎年、両市で交互に開いている。41回目の今年は両市から小中高生ら計86人が18~20日の日程で学ぶ。
19日は爆心地公園の原爆落下中心地碑に折り鶴を献納した後、平和公園で献花。長崎原爆資料館では爆心地のパノラマ写真や、熱線で変形した瓦やガラスなどの展示品を見学しながら熱心にメモを取っていた。
参加した広島市立己斐上(こいうえ)小6年の前本紹太郎君(12)は「ガラスの表面がぼこぼこしていて熱線の被害の大きさを知った」と感想。長崎市立愛宕小6年の藤岡円さん(12)は「広島も長崎も原爆で多くの人が亡くなったのは同じ。核兵器がなくなるように平和を広めることが大切」と話した。
被爆地の子ども平和交流 長崎原爆の実相学ぶ
- Published
- 2018/08/20 16:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 11:52 (JST)
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