よちよち泳ぎ、愛らしく 新江ノ島水族館のアオウミガメ赤ちゃん公開

 新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)で20日、今月4日に誕生したアオウミガメの赤ちゃんの一般公開が始まった。ウミガメの繁殖が2例目となる同水族館は「まだ、よちよち泳ぎを始めたばかり。この時期の愛らしい姿を見てほしい」と話している。

 同水族館によると、アオウミガメは絶滅危惧種に指定されている。産卵したのは6月15日。76個の卵のうち5個が、今月4日に孵化(ふか)した。

 誕生した5匹は全長6センチほどで、手のひらに乗るサイズ。5匹のうち1匹が餌を食べ始めたため、その1匹の展示を開始した。

 同水族館は「性別は5~6年後でないと分からない。順調に育ってもらえれば」と話している。甲羅は大きいもので1メートル以上になるという。

 ウミガメの赤ちゃんは、館内2階のペンギンプール前で展示している。問い合わせは同水族館電話0466(29)9960。

4日に誕生したアオウミガメの赤ちゃん(新江ノ島水族館提供)

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