Dバックスがサヨナラ勝ち 送りバントがエラーを誘う

【エンゼルス4-5xダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスは4対4の同点で迎えた9回裏にジョン・ジェイの死球とジョン・ライアン・マーフィーのバント安打で無死一、二塁のチャンスを作り、A.J.ポロックはチャンスを広げるべく送りバントを試みた。これが三塁封殺を狙ったキャム・ベドロージアンの悪送球を誘い、二塁走者のジェイが一気に生還。ダイヤモンドバックスがサヨナラ勝利を収めた。ダイヤモンドバックスの平野佳寿は2番手として7回表に登板したものの、二死後にジェフリー・マーテイに5号ソロを被弾。エンゼルスの大谷翔平は8回表無死一塁の場面で代打で登場したが、センターライナーに倒れ、1打数ノーヒットに終わった。

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「A.J.(ポロック)と言語を介さない会話ができたような気がする」と語り、9回裏無死一、二塁からの送りバントが監督からのサインではなかったことを明らかにした。「彼はオンデック・サークルにいるときから何度も私のほうを見ていたんだ。『チームの助けになるなら何でもやります』と言っているような感じだったよ」とロブロ。その結果、ポロックは送りバントで走者を進塁させることを選択し、そのバントが相手のミスを誘ってチームの勝利に繋がった。ポロックは「ベストのバントではなかったけどね」と少し恥ずかしそうな表情を見せつつも、「試合に勝つことができて良かったよ」とチームのサヨナラ勝利を喜んでいた。

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