フジクラなど5者でIoTで熱中症対策、福岡市の保育園で実証実験

 フジクラやNTT西日本など5者は21日、福岡市城南区のきりん保育園で園児の熱中症対策に、あらゆるものがインターネットにつながるIoT技術を生かす実証実験を始めたと発表した。暑さに関するさまざまなデータを蓄積・可視化し、保育活動に生かせるかを検証する。

 実証実験では園内のさまざまな場所にセンサを設置し、気温や湿度、日射などの熱環境といった暑さ指数を計測・収集。集めた数値を同市内のIoT用情報通信ネットワークを通じてデータとして蓄積し、保育室のタブレットで確認ができるようにする。実証期間は9月30日まで。

 実証実験にはフジクラとNTT西日本、きりん保育園のほかNTTフィールドテクノとSKTが参画している。フジクラはセンサー機器の開発や、データの視える化に関するアプリケーションの提供などを担当している。

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