台風、四国にまもなく上陸へ 災害も差し迫る    

【暴風】
台風20号が暴風域を伴ったまま、23日夜のはじめ頃に四国に上陸する見込みです。そのため、23日午後5時現在(最新情報に留意)、近畿・中国・四国の全市町村に暴風警報が発令されており、地域によって今後暴風域に入る可能性があります。東海・北陸などでも暴風となる所があるでしょう。現在の予想では24日明け方(午前6時)頃まで暴風となり、その後も風の強い状態が続く所がある見込みです。

【大雨・高潮】
災害の差し迫っている地域もあります。台風19号からの雨が降り続き、三重県や徳島県などではすでに土砂災害の危険度が高まっている地域もあります。今後さらに雨量が多くなることが予想されています。また、満潮と台風の接近が重なるため、瀬戸内を中心に24日明け方にかけて高潮が起きる可能性があります。大雨・高潮に厳重に警戒し、自治体からの避難に関する情報にも留意してください。

【交通】
四国や九州などでは23日の段階で既に運休を決めるなど、交通機関に影響がでています。早めの帰宅をお勧めします。台風が近づくのに伴い、交通機関への影響がさらに拡大することもあり得るため、最新の情報を確認して行動してください。

気象予報士・甲斐 友貴

画像について:台風の予報円と暴風警戒域

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