公共施設のあるべき姿とは- 横須賀でシンポジウム

 人口減や少子高齢化が進む地域での公共施設のあるべき姿を考えるシンポジウムが26日、産業交流プラザ(神奈川県横須賀市本町)で開かれる。

 人口増とともに整備が進んだ市内の公共施設は、建設から30年が経過しているものが70%以上を占める。市は現在、学校やスポーツ施設など307施設を対象に、まちづくりの視点も踏まえた将来像を示す計画「FM(ファシリティ・マネジメント)戦略プラン」の策定を進めている。

 シンポでは冒頭、市の担当者が戦略プランの概要を説明。続いて高校生や大学生、保育士で2児の母親が登壇し、次代を担う若者や子育ての観点から、市内に必要と思う公共施設について語る。

 シンポは、市民団体「産業交流プラザの今後を考える市民の会」の主催。呉東正彦共同代表は「計画策定のスケジュールに、市民の意見を吸い上げるプロセスが十分にない」と指摘。「市民の立場から公共施設の将来ビジョンについて語り合い、市への提案をまとめたい」としている。

 午後1時半から4時までで、入場無料。問い合わせは、ヨコスカをよくする会事務局電話046(827)2713。

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