新日鉄住金・名古屋製鉄所、「東海市ものづくり道場」に参画 工場見学と貯金箱づくり実施

 新日鉄住金名古屋製鉄所(所長・今井正執行役員)は、東海市教育委員会が主催する「第2回東海市ものづくり道場」(8月9日開催、会場・東海市芸術劇場)に参画し、工場見学とスチール缶の「マイ貯金箱づくり」を実施した。

 この企画は、子供たちが「ものづくり」を体験・体感することを通して「ものづくり」の楽しさを学んでもらい、東海市の特色ある「ものづくり産業」の将来を支える人材の育成を目的に開催している。

 名古屋製鉄所の工場見学では、高炉や高炉マンテル(稼働を終えた高炉本体)のスケールの大きさを体感するとともに、それらをバックに親子で記念撮影を行う姿も目立った。また、車中から高炉の出銑の様子やスラブ搬送用キャリアパレットカー、製品搬送用クレーンなど、製鉄所ならではの風景に子供たちの歓声が上がった。

 スチール缶のマイ貯金箱づくりには、500人を超す子供たちが参加。名古屋技術研究部と日鉄住金テクノロジーの社員が缶のふたを機械で巻き締める様子を実演した。缶とふたをセットした後、子供たちが巻き締め機の動作ボタンを押すことで、ものづくりを体感した。

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