アイカ工業、栃木・沖縄両県に配送拠点を新設

 金属箔製をはじめ各種塗装不燃化粧板や樹脂製品メーカーのアイカ工業は、地場の運送会社と連携し、栃木県市貝町と沖縄県浦添市に配送拠点を新設した。

 2014年から進める物流改革の一環。「宇都宮デポ」と「沖縄デポ」で、それぞれ21日と24日の配達分から運用を開始する。今後は栃木や茨城をはじめとする北関東、沖縄へのきめ細かな配送サービスの確立につなげていく。

 北関東ではこれまで群馬県太田市と埼玉県白岡市から広域配送を実施していたが、栃木県の新拠点を通じて定期便の配送エリアが拡大する。沖縄では従来の福岡に加え、大阪や名古屋からの船舶も利用することで複数の輸送ルートを整備。各港で船舶利用運送業者と提携し、異常気象や災害時にも対応できる代替輸送ルートを確保することで輸送の安定化を図る。

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