知っているようでよく分かっていない「コードシェア」の基本をおさらい

コードシェアを使って旅上手に!

「この便は、XX便との共同運航便です。」という機内アナウンスを聞いたことはありませんか?

しかし、実際に共同運航便、つまりコードシェア便ってよく分からないという方が多いのでは?

コードシェアは、上手に使うと今までは行けなかった国へ行ける可能性も広がります。

旅上手は、コードシェアを上手に使っています。

今回は、賢く利用したいコードシェアについてご紹介します。

 

コードシェアって何?

コードシェア(=共同運航)便とは、2社以上の航空会社で飛行機を共同運航することを言います。

例えば、便名はANAであり、実際の運航はシンガポール航空で行なっているフライトは、コードシェアになります。

基本的には、スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなどのアライアンスに加盟している航空会社同士でのコードシェアが多いですが、アライアンスに入っていなくても、航空会社同士で独自のコードシェアを展開している場合も多々あります。

また、コードシェアというと国際線をイメージしますが、日本の航空会社同士での国内線のコードシェアも存在します。

例えば、ANAはスターフライヤー、エアドゥなどとコードシェア運航をしています。

 

コードシェアのメリットは?

利用者にとっての一番のメリットは、単一の航空会社では就航していない地域へスムーズに行けることです。

航空会社としても、自社便での新規就航は難しくコストもとてもかかります。

しかし、コードシェアで飛ばすことで、就航地として案内することができます。

例えば、日本人にも人気のリゾート地・バリ島。

日本の航空会社は、2018年8月現在は直行便を飛ばしていないため、日本の航空会社を利用する場合は、シンガポールやジャカルタでの乗り継ぎが必要になります。

しかし、ANAはガルーダ・インドネシア航空とコードシェアをしています。

そのため、運航はガルーダ・インドネシア航空ですが、ANA便としてバリ島行きのフライトを予約することができるのです。

また、運航する航空会社側にもメリットがあります。

この場合、共同運航する航空会社が一定の座席を買い取ってくれているので、空席による赤字を防ぐことが可能になるのです。

 

コードシェアで気をつけるべきポイントは?

コードシェアの場合、運航する航空会社に準じたサービスが行われます。

チェックインカウンターやラウンジは、基本的には運航する航空会社のものを利用します。

機内サービスはもちろん、機内持ち込み手荷物の制限や、チェックイン時間の締め切り、事前座席指定、欠航や遅延などの対応も運航する航空会社の規定が適応されます。

必ず事前に確認するようにしましょう。

 

フライト金額は必ず比較を!

オリジナルの便もコードシェア便も両方の予約が可能なシチュエーションの場合、オリジナルの便を予約する方が安いのか、コードシェア便であえて予約する方が安いのかは一概には言えません。

フライトを予約する際には、必ず共同運航している二社の価格を比較するのをオススメします。

 

 

コードシェアは、アライアンスを超えて航空会社同士で提携をしています。

急に解消されることもあるので、情報は常に最新のものをチェックするようにしてくださいね。

コードシェアをうまく利用することで、日本から直接就航していない場所へも予約を分けずに行くことが可能になりました。

ぜひ、旅行の際にはオリジナルのフライトとコードシェアのフライトを上手に活用してみてくださいね。

 

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