長崎県西海市の地域商社「西海クリエイティブカンパニー」は、小型無人機ドローン搭載の高画質360度カメラで崎戸町の夕日や西海橋など市内5カ所を撮影し、絶景スポットの動画を製作した。パソコンやスマートフォンに接続した市販のVR(仮想現実)対応ゴーグルで視聴すれば空中散歩を疑似体験できる。同社のホームページ「ZEKKEI SAIKAI」で公開している。
パソコンなどで動画を再生するとゴーグル内のディスプレーに映り、視線や体の動きに合わせ景色も変化。360度のパノラマ映像を楽しめる。ゴーグルを付けずにスマートフォンやパソコンで視聴する場合は、指先やマウスで上下左右に景色を動かせる。
9月30日に大村湾周辺で開かれるサイクリングのイベント「ZEKKEIライド」で西海市の絶景スポットを知ってもらおうと、約2カ月かけて大瀬戸町の雪浦、西海町の虚空蔵山、大島大橋などを撮影した。
浪方勇希社長は「県内ではこれまでない観光PR動画に仕上がった。国の登録有形文化財に答申された西海橋などの知名度向上につなげたい」と話す。
同社は9月15日に同市の西海の丘で開かれるイベント「さいかいプレイスマーケット」にブースを出し、来場者にゴーグルを付けて空中散歩を体感してもらう予定。ホームページアドレスはhttp://zekkeisaikai.com