大相撲夏巡業の小田原場所が24日、小田原アリーナ(小田原市中曽根)で開かれた。同市での巡業は、10年ぶりに開催された昨年に続いて2年連続。
相撲を通じて小田原を魅力的な観光地にしようと、一般社団法人「小田原城下町」(杉崎尚人理事長)が主催し、約3500人(主催者発表)が来場した。
禁じ手を紹介する「初切(しょっきり)」や相撲甚句で笑いを誘い、横綱が土俵入りすると、「よいっしょ」の声援が飛んだ。7月の名古屋場所で初優勝を果たした関脇の御嶽海関らが登場すると、客席は歓声に沸いた。横綱同士の対決となった最後の一番では、鶴竜関が稀勢の里関を上手出し投げで下すと、来場した市民らから盛んな拍手が送られていた。