ゲートウェイ・モータースポーツパークで開催されているインディカー・シリーズ第15戦。24日に予定されていた予選は、降雨のためにキャンセルとなりスターティンググリッドは第14銭までのエントラントポイント順となった。
残り3戦となった2018年のインディカー。終盤3連戦の2戦目はゲートウェイ・モータースポーツパークのショートオーバルが舞台だ。
午後12時過ぎに行われたプラクティス走行では、2連勝中のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がトップスピードを記録。ランキングトップのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が2番手に続き、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)が3番手だった。
しかし、夕方16時過ぎから予定されていた予選は雨に見舞われる。第15戦は19時35分からスタートするナイトレースのため、インディカーは予選をキャンセルし20時から行われるファイナルプラクティスの時間を多く設ける決定を下した。
予選がキャンセルとなったため、スターティンググリッドは前戦までのエントラントポイント順となり、ディクソンがトップ、隣にはロッシが並ぶこととなった。
「みんな予選をしたいと望んでいたと思うよ。新しいエアロキットはトラックの軌道に乗るのが難しく、グリーンフラッグの時間も22分くらいしかなかった。いろいろな意味でインディカーは正しい決定を下したと思うよ。すべてを手に入れようとするのは、スケジュール的には難しいからね」
「かなりいいクルマに仕上がっていたと思うよ。ポールを獲れたかって? たぶんね。でも今は夜のプラクティスに向けて変更を加えることに集中しているだけだよ。レースカーは少し良くなるだろうね」とディクソン。
2番グリッドからスタートするロッシは、「3~4週間前にテストしたので、少し有利だったね。アンドレッティ・オートスポートのすべてのクルマがかなり良いベースを持っていたので、27号車が前に立てたことは素晴らしいよ」
「しかし、コンディションは変化するし、異なったラバーがトラックに乗っていくことで、どのように変わっていくのは本当にわからないよ。うまくいけば前進できるだろうね」とコメントしている。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、プラクティス1回目では最下位の21番手だったが、決勝レースでは13番手からスタートすることになる。
ファイナルプラクティスは、20時半から22時までの1時間半に延長されている。
インディカー・シリーズ第15戦ゲートウェイ予選結果
Pos. No. Driver Team Engine Points
1 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 530
2 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 501
3 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 464
4 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 449
5 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 411
6 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 368
7 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 351
8 5 J.ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン H 338
9 18 S.ブルデー デイル・コイン・レーシング H 325
10 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・オートスポート H 311
11 20 E.カーペンター エド・カーペンター・レーシング C 295
12 10 E.ジョーンズ チップ・ガナッシ H 273
13 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 267
14 21 S.ピゴット エド・カーペンター・レーシング C 253
15 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C 240
16 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 239
17 23 C.キンボール カーリン C 234
18 4 M.レイスト A.J.フォイト・レーシング C 201
19 88 G.チャベス ハーディング・レーシング C 198
20 59 M.チルトン カーリン C 179
21 19 P.フィッティパルディ デイル・コイン・レーシング H 162