全国中総文祭 佐世保で開幕 トップレベルの発表続々

 第18回全国中学校総合文化祭(全国中総文祭)が24日、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで始まった。本県開催は初めて。全国22都県市の中学生約1250人が参加し、ダンス、郷土芸能、演劇など全国トップレベルの舞台を披露した。25日まで。

 全国中学校文化連盟、県中学校文化連盟、県教委主催。テーマは「輝こうで!~文化の香りを長崎からの海風にのせて~」。
 来賓や市民らを含め約4千人が会場を訪れた。オープニングは、本県の生徒実行委員会が寸劇などを通して本県の歴史や名物などをPR。佐世保市立江迎中がよさこい踊り、西彼長与町立高田中が龍踊(じゃおどり)、雲仙市立小浜中がマーチングで、それぞれ楽しませた。
 舞台発表は8校と1団体で、県内は五島市立崎山中が念仏踊りチャンココ、平戸市立大島中がリズムダンス。演劇は県外の4校が上演した。
 館内には美術、書道、理科、技術・家庭科作品、新聞、写真など約1200点を展示。生徒交流会では、約250人が「全国じげもんクイズ」などで楽しいひとときを過ごした。
 生徒実行委員長の中嶋総一朗さん(佐世保市立日野中3年)は「オープニングを盛り上げることができて、うれしい」、リズムダンスを踊った白石翔子さん(平戸市立大島中3年)は「全校生徒27人、脚力を生かした難しいステップがそろい最高のステージになった」と話した。
 25日も舞台発表と演劇がある。

寸劇を演じる生徒実行委のメンバー
舞台発表で躍動感あふれるリズムダンスを披露する平戸市立大島中の生徒=佐世保市、アルカスSASEBO

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