博多大丸が長崎市と協定 九州探検隊プロジェクト

 九州・沖縄の特産品の情報を収集・発掘する「九州探検隊」プロジェクトに取り組んでいる博多大丸(福岡市)は24日、長崎市の特産品などの情報を発信する協定を同市と結んだ。九州・沖縄の全118市が対象で、協定締結は5番目、県内では初めて。
 同プロジェクトは、開業65周年の企画として九州の活性化を目的に6月にスタート。バイヤーやプロモーション担当ら社員有志でつくる「九州探検隊」が3年かけて、九州・沖縄の全市を訪問し協定を交わす。市側が特産品や生産者などの情報を提供し、同社はそれらをホームページで紹介したり、店舗で販売したりするという。
 探検隊と一緒に長崎市役所を訪れた同社の柚木和代社長は「『九州っておもしろいね』と言われるきっかけにしたい」と述べた。田上富久市長は「物産の販路拡大は悩みの一つ。いろんな形で連携したい」と話した。

意気込みを語る柚木社長(左)と探検隊の社員=長崎市役所

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