【平成の長崎】「楽ではありません」 旅博コンパニオン採用試験 体力測定も 平成2(1990)年

 博覧会の〝華〟を目指して走る、歩く、曲げるー。長崎旅博のコンパニオン採用二次試験・体力測定と面接が1月17日、長崎市内で始まった。18日まで。
 645人の女性が受験した筆記試験を通過した351人が参加。体力測定は同市松山町の長崎国際体育館と市営陸上競技場で、面接は城山町、長崎バス記念会館で実施。17ー44歳の候補が動静の対照的な二つのテストに臨んだ。
 うち体力測定は全員、カラフルなジャージ姿。筋力を測る握力テスト、柔軟性をみる体前屈、筋持久力が必要な上体起こし、敏しょう性を試す5㍍往復走のあと、最後は千㍍急歩となかなかハード。測定は県立スポーツ研究指導センターの指導員が専門家の目でチェック。女性たちは次々に待ち受ける難関に、冬というのに汗びっしょり。(平成2年1月18日付長崎新聞より)
 

1着狙うぞ-千㍍急歩に臨むコンパニオン候補たち=長崎市松山町、市営陸上競技場トリムコース

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