ライコネン、燃料不足が原因で6番手に沈む「本当にがっかり。なぜこうなったのか分からない」:F1ベルギーGP土曜

 2018年F1ベルギーGPの土曜予選で、フェラーリのキミ・ライコネンは6番手だった。週末を通して速さを見せ、ポールシッター候補だったライコネンだが、雨が降り出したQ3、インターミディエイトタイヤに交換する際、何周かアタックできるだけの量の燃料が搭載されなかったため、終盤コースが乾き始めた時にピットに戻らなければならず、上位に入るチャンスを逃した。

■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=6番手
 予選までは正しい方向へと進んできたし、マシンも良かった。でも予選の結果は理想とは程遠い。悲惨というほどのものでもないが、この位置は僕らが今日終えたかった場所ではない。

(Q3の)終盤、1周分の燃料しか残っていなかったから、ピットに戻るしかなかったんだ。そういう状況ではできることは何もない。状況を正しくとらえ、路面が速く走れる状態のときにコース上にいることが肝心だ。

 現状ではポジティブな要素を探し出すことは難しいけれど、通常レースは異なった展開になるから、何が起きるかに注目していよう。

 明日、もう一度トライしてみるよ。ミスから学び、前進し続ける。まず、トラブルに巻き込まれることなく1コーナーを走り抜ける必要がある。昨日は驚くほどオーバーテイクが難しかったけれど、レースは違うストーリーになるよ。

(Q3終盤にアタックすることなくピットに戻ったことについてCrash.netに語り)他にどうしようもなかった。そして再度コースに復帰できるだけの時間もなかった。自分のマシンにどれだけの燃料が積まれているのかは知っていたが、再給油してコースに出る時間がないとは知らなかった。タイヤ交換の際にもっと燃料を入れるべきだったんじゃないかな。そうすればもっと走り続けることができた。なぜそうしなかったのかは、ミーティングの前だからまだ分からないけど。でも僕にはどうしようもなかった。本当にがっかりしている。

© 株式会社三栄