サカタ製作所、新潟まつりでかき氷販売 売上金、西日本豪雨被災地へ寄付

 ソーラー取り付け金物、折板屋根用建築金具製造大手のサカタ製作所(本社・長岡市、社長・坂田匠氏)は10日に開催された新潟まつり大民謡流しで与板、三条の産地のものづくりのリレーで開発した「鉋」を付けたかき氷機でかき氷2種を販売した。

 今に伝わる与板打刃物、三条鍛冶の刃物の鍛造や研ぎにこだわる各社の技術の粋を集めた「新潟かき氷プロジェクト」として動画等でPR。職人たちのこだわりが伝わる。

 当日は杏仁ベリーと抹茶あずきの二つの味を販売した。限定700食を用意し1杯500円で提供した。売上金は全額西日本の豪雨被災地へ寄付された。

 記者も食する機会があり、鉋で削った氷の柔らかさに感動し、続いて絶妙な味のバランスに舌鼓を打った。

 当日、ブースを設けた新潟市万代のメディアシップ前では祭りの前に涼を味わおうと大勢の人が並んでいた。

 サカタ製作所と鉋の関係は創業者・坂田省司氏が鉋製造から起業した深い縁がある。

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