2019年のシートが確定しないバンドーンに様々な憶測。「すべての選択肢を検討中」とマネージャー

 ストフェル・バンドーンのマネージャーであるアレッサンドロ・アルニ・ブラビは、現在彼について多くの根拠のない噂が飛びかっていると述べている。

 バンドーンは今シーズン、チームや自身の期待に沿ったパフォーマンスを発揮できておらず、しばしばマシンの信頼性の犠牲となって、最近は予選でも決勝でも下位に沈んでいる。

 実績が上がらないことで、26歳のバンドーンのマクラーレンにおける将来に疑問が持たれており、シーズン終了を待たずしてマクラーレンから放出されるのではないかとも報じられている。ランス・ストロールがフォース・インディアに移籍する可能性が高まり、それを受けてエステバン・オコンがバンドーンの代わりにマクラーレンに移籍するのではないかという、椅子取りゲームのような話が取り沙汰されているのだ。

 しかしながらアルニ・ブラビにとって、それはドライバーの周囲で聞かれる単なる雑音にすぎない。

「噂は常にあるが、この週末は事実に基づいていないものが多すぎたと思う。ストフェルは2018年のマクラーレンドライバーであり、確実にシーズン終了までいる」とブラビはベルギーの放送局RTBFに語った。

 しかしながら、2019年以降の状況は流動的であり、マクラーレンを含むすべての選択肢が存在することをブラビは認めた。

「多くのドライバーが可能性を探るためにチームと話し合いをしている。私たちとしてもそれは同じだ」

「ストフェルに優れたマシンを与えたいし、そうして彼は仕事に集中しなければならない。すべての可能性を検討している。我々にとってマクラーレンは第一候補だ」

「だが来年にチームが良い選択肢とならないようなら、ストフェルには他の選択肢を検討することになるだろう」と彼は付け加えた。

「彼はプレッシャーに対処できる非常にプロ意識の高い男だ。彼は落ち着いているが、それはアグレッシブではないという意味ではない。来年も100%の確率でF1に残るためのチャンスを、彼に与える」

「保証はできない。しかし彼は今でもパドックで最年少のドライバーのひとりであり、そのことについてはマクラーレンもその他多くのチームも同意するだろう」と彼は締めくくった。

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