【平成の長崎】いよいよ民放3局時代 長崎文化放送(NCC)開局 平成2(1990)年

 長崎の民放テレビ局としては3番目の開局とる長崎文化放送(NCC)は、4月1日の本放送を前に3月25日から1週間、実際に番組を流すサービス放送を開始する。
 長崎では昭和33年にNHKが本放送を始めたのを皮切りに、翌年長崎放送(NBC)が民放第1局としてスタート。その後、郵政省が全国17カ所で大電力によるUHF帯放送局の開局を決めたのを受け、昭和44年にテレビ長崎(KTN)が放送を開始した。
 テレビ長崎の開局から21年。長崎文化放送のスタートで県内の民放は3局時代を迎えた。このうち2局については、NCCーテレビ朝日、NBCーTBSのキー局一本化が実現(KTNのみ従来通りフジテレビと日本テレビの混成放送)。視聴者は情報選択の幅が一層広くなる。(平成2年3月23日付長崎新聞より)

長崎の民放テレビ局としては3番目の開局となった長崎文化放送(NCC)のスタジオ
長崎の民放テレビ局としては3番目の開局となった長崎文化放送(NCC)の全景

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