ALS闘い水彩画展 元猪八重渓谷ガイド松尾さん

真剣な表情で猪八重渓谷の水彩画を描く松尾さん

 日南市北郷町の猪八重渓谷の風景を描いた一つ一つの絵には、「故郷の自然の美しさを伝えたい」という思いが込められている。渓谷を案内する森林セラピーガイドとして活動していた日南市の松尾昭憲さん(71)は、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘いながら、水彩画の制作に励んでいる。日に日に力が弱まっていく手で筆を握り続け、今月、個展の開催にこぎ着けた。

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