ガスリー、ベルギーGPでホンダPUの向上を実感「ザウバー・フェラーリを抑え切ったことからも進歩は明らか」

 トロロッソ・ホンダF1チームのピエール・ガスリーは、F1ベルギーGPでパワーサーキットのスパ・フランコルシャンを走り、ホンダのパワーユニット/エンジンの向上を実感することができたと語った。

 パッケージとの相性がいいとはいえないスパで苦戦を強いられることを、ガスリーを含むトロロッソ・ホンダの関係者たちは覚悟していた。しかし予選ではガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが12番手、決勝ではハートレーは1周目の多重クラッシュの影響もあってポジションを落とし、最終的に14位に終わったが、ガスリーは9位入賞を達成した。

 レース後、ガスリーは、「この手のサーキットでは苦しい週末になることを予想していたのに、2ポイントを獲れた。すごくいい結果だ」と喜びを語っている。

 ガスリーは、ベルギーでの結果がホンダのパワーユニットが向上しつつあることを示していると語った。

「すべてが向上しつつある。ドライバビリティについても信頼性についても、一切問題はなかった」

「僕らが一貫してトップ10に入れるようになるには、もっとパフォーマンスを改善する必要がある。とはいえ今回はとてもいい週末を過ごした」

「次の(イタリアGPの)週末は楽にはいかないだろうけど、今週末に関してはうまくいったと思う」

 スパで後ろを走るザウバー・フェラーリのマーカス・エリクソンを抑え切ったことからも、ホンダの進歩が分かると、ガスリーは語った。

「彼(エリクソン)と戦い、最終的に彼を抑え切ることができた。ホンダが改善しつつあるのは間違いないと思う」

「ドライバーとしては、(パワーユニットマニュファクチャラーが)パワーを上げれば上げるだけうれしい。今シーズン中に何度かアップグレードが導入される予定だ。ホンダは全力で改善に取り組んでいる」

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