【平成の長崎】ドライブスルー式公衆電話 児約150人が風船を飛ばして祝福 平成2(1990)年

 自動車から降りずに通話できる長崎県内初の「ドライブスルー式公衆電話」が4月19日、西彼時津町の長崎臨港道路沿いにお目見え。近くの幼稚園児やミス旅博らが集まり、オープンを祝った。
 この電話は地上1㍍の高さにキャビネット入りで設置。電話から70㌢以内に物が近づくと、キャビネット下部の光センサーが反応してシャッターが開き、乗用車や軽トラックのドアを開けることなく、座席窓から通話できる。管理はNTT浦上営業所で、九州9台目の設置。
 セレモニーは長崎市横尾4丁目、くるみ幼稚園の5歳児約150人が風船を飛ばして祝福。ミス旅博の萬谷薫さんが第1号として、NTT長崎支社の小出寬治支社長と記念通話した。(平成2年4月20日付長崎新聞より)

ミス旅博の萬谷さんが車を降りずに第1号通話=西彼時津町

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