〔霧島山〕夕方から大浪池の南西付近を震源とする地震が増加、有感地震も 今後の情報に注意(8/29)

宮崎・鹿児島県境の霧島山の大浪池の南西では、きょう29日明け方頃から火山性地震が発生し、夕方からは回数が増加しており有感地震も観測されています。
福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、29日20:00、「火山の状況に関する観測情報 第1号」を発表し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
なお、霧島山は新燃岳、御鉢、えびの高原(硫黄山)周辺にそれぞれ警戒事項が発表されていますが、この内容に変更はありません。

■霧島山・大浪池南西付近を震源とする地震(29日)
・00時~16時:5回
・16時~17時:27回
・17時~18時:7回
・18時~19時:7回(うち有感1回(霧島市・最大震度1))

気象台によると、霧島山では、大浪池(新燃岳の西)の南西3km付近のごく浅いところが震源と推定される地震がきょう29日03:00頃から発生しており、16:00頃から増加しています。さらに18:16頃の地震では霧島市横川町で震度1の揺れを観測しています(M1.6)。
なお、傾斜計は地震の揺れに伴う変化以外は今のところみられません。

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