大村市が渇水対策本部 9月3日から萱瀬ダム取水制限

 長崎県大村市上下水道局は29日、少雨で萱瀬ダム(黒木町)の貯水量が減っているとして、渇水対策本部を設置した。同本部設置は2013年8月以来。
 同局によると、雨不足に伴い、同ダム(有効貯水量161万4千トン)の貯水率は現在61・8%。前年同期の80・2%を下回っており、このまま雨が降らない状態が続けば、31日には貯水率が60%を割る見込みという。
 市内への1日の総配水量約3万トンを確保するため、9月3日以降、同ダムからの取水を30%制限する一方、市内の予備水源を稼働させ、地下水からの取水を増やす方針。同局は「ホームページや広報車、チラシなどで市民と大口利用者に節水を呼び掛けたい」としている。

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