神奈川県と県内全33市町村は29日、弾道ミサイル発射などの緊急情報を国から自治体に伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)の伝達訓練を実施した。国の主導による全国一斉の訓練だが、大井、開成の両町で防災行政無線が円滑に作動せず、伝達に支障が生じた。
両町とも、国からのデータは正常に受信しており、詳細な原因を調べる。開成町は「屋外スピーカーの音量が小さかった可能性がある」としている。両町以外の31市町村では正常に伝達された。
同訓練は、本年度は四半期ごとに計4回実施するとしており、今回が2回目。