『BBC』は29日、「ドイツ代表監督のヨアヒム・レーフは、メスト・エジルの代表引退について話した」と報じた。
先日行われたロシアW杯の終了後、突然ドイツ代表から引退することを決めたエジル。トルコ大統領エルドアン氏と写真を撮ったことでサッカー協会や政治家から批判を受け、「人種差別を感じる」と反発してのものだった。
ドイツ代表は今回新しいメンバーを発表することになったが、その中にはもちろんエジルの名前は入っていなかった。
ヨアヒム・レーフ監督は彼の決断について以下のように話し、人種差別という主張は誇張されていると説明した。
ヨアヒム・レーフ 「彼(メスト・エジル)による人種差別の主張は、誇張されている。
私がここにいる間のチームにおいては、人種差別に繋がるような兆候すらもなかった」
(エジルは、ギュンドーアンとともにトルコ大統領エルドアンと写真を撮ったことで批判された)
「私の唯一の目的は、ワールドカップに向けて準備をすることだった。
その問題は、我々のエネルギーを使うものになった。なぜなら常に付きまとうことになったからだ。
もちろんそれは我々のパフォーマンスの言い訳にはならない。それが(敗北の)理由ではない。
選手は私に電話をしていない。メストは違った道を進むことを決めた。私は彼に連絡を取ろうとしたが、それは不可能だった。私はそれを受け入れなければならない」
(今回のメンバーは若手が多いが、数名のベテランも残っている)
「経験は、新しいスタートのためにも非常に重要な基盤になる。
若くて大きな飢えを持っている選手たちは、我々が重要なタスクに挑むに当たって助けになることができる」